膀胱鏡とコンドルズ

午前中、膀胱鏡検査。きょうで4度目だが、相変わらず地獄の責め苦としかいいようがないものであった。とりあえず、クリア。次は6月。
夜、コンドルズ『沈黙の春』@時事通信ホール。そういえば、前回の公演の時は、手術の直後だったのだが、秋のダンスシーズンで連日劇場通いが続いていた。しばらく調子がいいと思ってその日もシアターアップルに出掛けたのだが、舞台を見ている間にどんどん具合が悪くなり、終演と同時にトイレに駆け込んだら、ドバっと真っ赤な血尿が。思わず「コンドルズの奴め」と呻いたよ。というのはもちろんウソですが、その作品は正直、コンドルズとしてもいささか低調ぎみに感じられたのは事実。
で、それと比べると今回の作品はかなり楽しめた。ていうか、久々にマンネリから脱した新鮮な舞台ではなかったか。ネタバレは避けたいが、ダンスシーンには身体によるダジャレや尻取りや連想ゲーム的なネタとか、何といいますか「コンドルズ風イデビアン」なテイストのネタなどいくつかの新機軸があったし、コントも今回は楽屋落ちなユルいものではなかった。要するに、さすがに本人たちも「コンドルズのお約束」に飽きてきたのだろう、普通は客より先に飽きるものだけどね。しかし、いずれにせよ歓迎すべきことには変りない。ああ、今日の舞台は、昔、駒場アゴラではじめて彼等を見たときのフレッシュさを思い出したな。というわけで、今日は検査後の放尿時の痛みもあまりなく、いい感じなのでした。