2016-01-01から1年間の記事一覧

「コドモ身体・再考 〜 2000年以降の日本の舞台芸術における身体」

7/16 国際共同研究「日本の舞台芸術における身体― 死と生、人形と人工体」(ボナベントゥーラ・ルペルティ主宰) 第6回研究会 「コドモ身体・再考 〜 2000年以降の日本の舞台芸術における身体」レジュメ 1.「コドモ身体」Child Body「2000年代の日本のダンス…

Chim↑Pom 汗と涙と愛情あふれる(?)アクション経由のリアルな剰余

(初出:『スタジオボイス』2007年8月号 ) 小さなギャラリーに入るとすぐ目の前にはティファニーの1点もの宝飾品が飾られるようなガラスケース。その中には「リアル・ピカチュー」! つぶらな瞳(でも真っ赤っか)、黄色い地毛に茶色いカミナリ模様のメッ…

「子供の国のダンス」便り(5) オトナは「運動」がキライ!?

(初出:『舞台芸術』9号、2005年 「子供の国のダンス」便り は『舞台芸術』誌に連載のダンス時評。1〜4はココに掲載。)S:前回は「時評」をお休みさせて頂き、木村覚さんに「コドモ身体」について色々とご意見を伺いました。おかげ様で「コドモ身体」論も…

「決起」から「抵抗」へ(の撤退?)

今回このプログラム「Hijikata Tatsumi /異言」においては、土方巽を結節点として60年代日本のアートを当時の緊迫した政治状況に対する応答として再考することになるはずだが、土方の創作活動において、その「暗黒舞踏様式」、こんにち人が「舞踏」として名…

「 トリシャ・ブラウン初期作品集 1966-1979 」

たとえば、2人が手をつないで扇状に斜めって歩行する(ちっとも前に進んでないよ!)、とか、ロープに吊られてビルの屋上から壁を直立歩行で降りてくる、あるいは部屋の四面の壁を歩き回る(F・アステア!)、あるいは、横向きで等間隔に並んだ6人が順次…

【祝・タニノクロウ岸田戯曲賞受賞】 演劇の「純粋芸術化」万歳!——妄想の実体化としての庭劇団ペニノ「苛々する大人の絵本」

タニノクロウ氏岸田賞受賞を祝して2008年に「Revue House」2号に書いた文章を期間限定で掲載する。 演劇の「純粋芸術化」万歳! ——妄想の実体化としての庭劇団ペニノ「苛々する大人の絵本」 マンションの一室、文字通り「目と鼻の先」に設えられた舞台。幕…

『赤レンガダンスクロッシング for Ko Murobushi』

2016年2月20,21『赤レンガダンスクロッシング for Ko Murobushi』@赤レンガ倉庫SideA スガダイロー(ピアノ)× ucnv(映像)× パードン木村(DubMix) (20日)/空間現代 × ucnv(21日) 岡田利規 core of bells 捩子ぴじん×安野太郎×志賀理江子 <休憩> …

超連結クリエイション「障害(者)とダンスを連結させて未来のダンスを制作してください」

超連結クリエイション「障害(者)とダンスを連結させて未来のダンスを制作してください」 (1/24 京都造形大sutudio21)。 http://www.bonus.dance/creation/32/障害(者)(と)ダンス、と聞いて、過去に観たそれ的なものを色々思い出して、「うーん、それや…