近況というやつ

■土曜日にみた手塚夏子とほうほう堂の作品のことを少し分析的に書いておきたいのだが、時間がないのである。
■火曜日はBankArtスクールの日。6回目。今日は「モノのダンス」の宿題発表。カメラ+三脚を踊らせたり、糸で繋がった菜箸を使って色々「見立て」をしたり。モノを使うと誰でもある程度、ボクデスみたいになるのか、と思った。いや、悪い意味じゃなくて。
■スクールの前に松井みどりさんと日本大通りで会う。来年2007年のある企画について相談。美術とダンスの更なるクロッシングを図るため。
■そう言えば、日曜日にはシアタートラムに地点の公演を観にいったが、会場で演劇批評のU氏からも、あるアカデミックな企画のなかのひとコマのプログラミング(ダンスがらみ)を依頼された。超アカデミックな催しにおいて、デタラメな狼藉を期待されていると、勝手に判断したのでお引き受けすることにした。開催日は7月1日だそうだ。詳細は追って。
■その地点の作品「Jerico」(松田正隆作)は、前に初演のときの映像を見ていて、それについては、「美術手帳」のダンス特集号の松井さんとの対談でも触れていたのだが、要するにこの舞台のポイント、というか「肝」は、フランス人俳優が、日本語をたどたどと話すそのかなりのたどたどしさ、にある、ということだったのに、件のフランス人俳優、日本語を格段になめらかにはなせるようになっちまった!だよ。これには、演出家も困惑したらしい。しかし後の祭りである。
■17日(木)には、阿佐ヶ谷の小さな喫茶店ヴィオロンで、boku-makuhariの「突端の妖女」も見た。笠木がまれにみるオイシイ役どころで、がんばっていた。はじめてだったけど、かなり好感度高かった。面白かった。また見たい。しかし、喫茶店のバイトのちょっと気の弱そうなお兄ちゃんが当日受付してて、なおかつ飲み物のオーダーとか、会場アナウンス、観客整理もやらされて、大変だなーと思っていたら、その彼が作・演出の岩崎くんでした。
■「コドモ身体」を巡る武藤君とのやりとり、なんか中途半端な状態で休止したままだけど、遅れに遅れていた「舞台芸術」誌9号(月曜社)がようやく刊行された。連載ダンス時評、「子供の国のダンス」便り(5)も掲載されてます。話題はトヨタアワード2005、Noism「トリプル・ビル」、武道家・日野晃のワークショップ、ローザス「ビチェズ・ブリュー」などなど。時評といいながら、もう半年以上前の舞台の話になってるけど。