明日、京都、地点。

明日1月25日から27日まで、京都ART COMPLEX 1928地点の公演『話セバ解カル』があります。僕がドラマツルグ、というか要するにコンセプトに合ったテキスト探しのお手伝いをしました。そもそもは、2006年10月の吾妻橋ダンスクロッシングで上演した安部聡子さんによる15分のソロ・パフォーマンス『話セバ解カル』が発端で、その時、演出の三浦基から参加の条件として「じゃあ、あなたが安部さんにやって欲しいと思うテキストを何かみつくろってよ」ということで思いつくままにあれこれ選んで京都へ送りつけた結果出来上がったのが、カッパが犬飼毅の国会演説を切々と弁ずる件の一品だった、というわけ。今回、安部さんの他に4人、計5人の俳優が一人一つづつ、ソロ“演説”パフォーマンスを披露するというもので、全体テーマは「話せば解かる、か?」、つまり民主主義の(不)可能性である。弁士の語るのは政治演説、芸術論、狂人の妄言、存在論、等々だが、それらはすべてある同じ言葉のヴァリアントではないか……いや、まずはお立ち会い。