中野成樹+フランケンズ「44マクベス」@日暮里d-倉庫

マクベス」という戯曲の解釈(現在的な?少なくとも全体を覆うグダグダ感、テキトー感、投げやり感、行き当たりバッタリ感じ、はそうだ)としては分かるんだけど、マクベス役を女子が演ることが、その「マクベス」解釈におけるマクベスというキャラ造形として、どうなんだろうか?(と言って、じゃあどうするのがいいのかも難しいところだけど)と思った。コドモ(男の子)ということで(新劇的お約束の踏襲で)女優なのかしら? でも、そういえば、こないだ見たリゲティのオペラ「グラン・マカーブル」の王子はカウンターテナーがやってた。カウンターテナー(男性)と女優(やメゾ・ソプラノ)は違うんだよな。魔女の扱い方は面白かった(特に村上くんの魔女3、男じゃん!)。あと、門番も殺人者も。マクベス夫人もナイス。って、全部キャラ造形のことだけど。文語調と現在口語の混在、そのバランスについてもちょっと疑問が。